仏壇の種類ってどんなものがあるの?プロが優しく解説!宗派ごとの仏壇は要チェックです

仏壇はたくさんの種類がありますし、違いはどんな部分にあるのかが分かりにくいものでもあります。

この記事では仏壇の種類とその違い、宗派との関わりについて徹底解説していきます。

仏壇の種類は大きく分けると3種類!形や特徴を解説

まず最初に知っておきたいのは、仏壇は大きく分けると金仏壇・唐木仏壇・家具調仏壇の3つに分けられます。

そしてその中の細かい種類として、上置き仏壇伝統工芸品があります。

まずはこれらの形や特徴についてご紹介します。

これらの選び方について知りたい場合には、「仏壇の選び方」の記事で詳しくご紹介していますので、併せてご覧になってみてください。

金仏壇

見た目の特徴としては、煌びやかな金箔の細工が大きく使われているのが特徴です。パッと見て金色が使われている場合には、金仏壇と思って間違い無いです。

金仏壇は宗派によって内部の造りに違いがありますが、絶対的なものではない場合もあります。

伝統的な仏壇も多くあり、一部では経済産業大臣指定の伝統工芸品とされているものもあります。

主な伝統的金仏壇の産地は以下の通りです。

  • 京仏壇
  • 大阪仏壇
  • 飯山仏壇
  • 彦根仏壇
  • 川辺仏壇

などがあります。他にもあり合計で15産地あります。

唐木仏壇

シンプルな木目を活かした作りが特徴で、高級木材を使用するかどうかで、かなりの価格の差が出てくることが多くあります。

宗派による造りの違いはなく、基本的には細工やデザインの違いとなります。

また、高級木材を使用している場合でも、使用している木材全てが高級木材というものは非常に少なく、総無垢と呼ばれ数千万円するものもあります。

主に使われている高級木材(銘木)は以下の通りです。

  • 紫檀
  • 黒檀
  • 鉄刀木(たがやさん)
  • 屋久杉

木材を使用している割合に関係なく唐木仏壇と呼べますので、購入する際には注意が必要でもあります。

詳しく素材と造りの違いが知りたい場合には「仏壇の相場、適正価格はいくら?徹底調査してみた結果、全国平均購入価格は34万円」で解説しています。

主な産地としては、静岡徳島が有名ですが、他にも東京仏壇や大阪唐木仏壇などがあります。

家具調仏壇

家具調仏壇とは、最近主流となりつつある仏壇で、形やサイズにとらわれない仏壇です。

上記のイラストはあくまで参考であり、形は様々です。

壁掛けタイプや、全く仏壇のように見えないタイプまで多く種類があり、使用している木材も家具に使われるものから高級銘木、イタリア製だったりと多種に広がります。

洋室に合わせやすく、コンパクトなものもあります。

家具調仏壇は、モダン仏壇や現代仏壇とも呼ばれていて、仏間ではなくリビングに安置した時にも違和感なく設置できます。

上置き仏壇は上に置けるタイプ

仏壇を探し始めるとよく見かけるのが上置き仏壇です。

文字通り上に置けるようになっているタイプのものです。

仏壇には床に安置する台座が付いているタイプと、棚などの上に安置するタイプがあり、場所によって種類を分ける必要があります。

金仏壇、唐木仏壇などの種類でも上置きタイプが存在しており、仏壇自体の種類ではなく形の種類です。

上置き仏壇に限ったことではありませんが、高い場所に安置する場合には、地震などによって倒れたりしないように耐震対策も必要となります。

伝統的工芸品の仏壇

金仏壇の項目でも少し触れましたが、経済産業大臣に指定されている伝統的工芸品とされている仏壇です。

伝統的工芸品とされる要件は細かくあり、100年以上の歴史があったり、伝統的に使用されている材料を使っていることなど多くの要件を満たした場合のみが伝統的工芸品となります。

宗派ごとに使う仏壇を指定されてはいない

基本的に仏壇は、本人のお好みの仏壇の種類を選び、宗派によって指定しているということはありません。

ですが、宗派によって一般的に使われている仏壇の種類があるので、仏壇購入前には自分の宗派の確認が欠かせません。

また、仏壇の種類は地域によっても異なる場合があります。

それらにも気をつけておきましょう。

金仏壇の主な宗派

金仏壇は多くの場合、真宗系の宗派とされています。

また、真宗系でも西本願寺派の場合には一重破風屋根、金箔張りの柱。

東本願寺派の場合には二重瓦屋根、黒漆塗りの柱、黒柱のタイプとなります。

それぞれ西本願寺、東本願寺のお堂を元に作られているものを選びます。

唐木仏壇の主な宗派

真宗以外の宗派では唐木仏壇が一般的です。

宗派とは関係なく、金仏壇の場合にはお手入れが難しいなどの理由から、唐木仏壇を購入される方もいるようです。

家具調仏壇は宗派を問わずオールマイティーに使える

もちろん、商品によって多少の違いはありますが、主な家具調仏壇は宗派を問わずオールマイティーに使える仏壇です。

もしも仏壇を引き継ぐこととなって、もともとの宗派と違ってしまったり、同居や結婚などによってどうしたら良いか分からなくなってしまった場合にも、角が立ちにくいという良い点があります。

宗派によって指定の仏壇があるというのは、一見すると納得が行かなかったりもします。

ですが例えば金仏壇を例に挙げると、金箔で飾られた仏壇はまさに浄土を表していて、教えに乗っ取っています。

このように、単に種類の違いというだけではなく、深い意味があります。

仏壇だけではなく仏具にも種類がある

そもそも、仏壇だけでは成り立ちませんので、仏具は必ず必要となります。

仏具も宗派によっての違いがあります。

ここでは宗派によって違う仏具についてご紹介します。

  • 浄土真宗本願寺派…御本尊・脇侍・花立・火立・玉香炉・仏飯器・六角供花・線香差し・マッチ消し・おりん・打敷

 

  • 真宗大谷派…御本尊・脇侍・花立・火立・玉香炉・透かし香炉・仏飯器・六角供花・線香差し・マッチ消し・おりん・打敷

 

  • 浄土宗・曹洞宗・臨済宗・天台宗・真言宗・日蓮宗・時宗御本尊・脇侍・位牌・花立・火立・前香炉・仏飯器・茶湯器・線香差し・高月・おりん

ここでは、主なおまつりに必要な仏具を紹介しておりますので、伝統的なおまつりをしたい場合には他にいくつかの仏具がそれぞれ必要となります。

ご注意ください。

よくある質問

仏壇の種類について、そのほかのよくある質問にお答えします。

日本産と外国産の違いは?

以前であれば、外国産のものは安いけれども質が悪いものというのが定説でした。

ですが最近では外国産のものでも質の良いものが増えてきていますので、必ずしもそのような定説が当てはまることはありません。

また、木材に限って言えば現在はほとんどのものが外国産で、組み立てが日本ということもあり、組み立てが日本だと、日本産と表記されることもあります。

表記に関しては非常に複雑になっているので、こだわりを持って探している場合には、しっかりと確認しておく必要があります。

仏壇公正取引協議会では、そういった〇〇産の定義を取り決めています。仏壇公正取引協議会「唐木仏壇の品質表示と原産国表示

この仏壇公正取引協議会の会員店舗であれば、表記を見やすくなりますので、参考にしてみてください。

素材による違いは?

素材によって、お手入れの方法が違ったりもしますが、大きく変わるのは木目や色の美しさです。

また、素材によって高級さが変わるので、その満足度というのも違いに入ります。

特に唐木仏壇の場合には、その差が顕著に現れます。

ですので、お好みの素材を使った仏壇を見つけるのがおすすめです。

宗派の違う仏壇を持っていてもいいの?

結婚や同居などによって、宗派の違う仏壇を置かなくてはならない場合もあります。

この場合、非常に意見が分かれているものでもありますので難しい部分です。

また、その方の考え方などにもよりますので、絶対的に良いとも・悪いとも言い切れないのが現状です。

このような場合には菩提寺に相談するのが良いでしょう。

少々余談ですが、二つの宗派を同時に(二世帯住宅のように)まつることができる仏壇もあります。

仏壇の種類を知って、自分に合った仏壇を選びましょう

仏壇の種類には、様々なタイプがあります。

迷ってしまった時には宗派に合った仏壇を選ぶことで、後々の後悔を減らしやすくなります。

困ってしまった時には、信頼できる仏壇屋さんに相談してみるのも良いでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。

初心者でもわかる!優しい仏壇の選び方

 

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